一口コラム シップについて vol.2 2004.1
トレーナー 槙本佳恭
みなさん、こんにちは。今回は整形外科ではおなじみの「シップ」についてお話したいと思います。
湿布には、温湿布と冷湿布の2種類があり、医療用医薬品としてゲル剤,貼付剤(テープ剤を除く),ローション剤(液剤),クリーム剤(軟膏剤を含む),テープ剤があり,一般用医薬品としてクリーム剤,ゲル剤,ローション剤が承認されています。
| 冷湿布 貼った際にひんやりする 鼻につく臭い(ハッカ臭)がする |
これらは主にカンフルやメントールといった局所刺激作用や清涼感を持つ、非ステロイド系の消炎剤を配合して局所の炎症を抑える湿布剤です。
貼った際にひんやりした感じがしますが、これは水分を多く含むためです。つまり表面温度を下げることを冷湿布と呼んでいます。
| 温湿布 貼った際にひんやりする 鼻につく臭い(ハッカ臭)がする 時間とともに貼付した部位の温度が上がる |
これらは主にトウガラシチンキエキスなどの貼付部位の血流を増やす物質で貼付部位の温度を上げることが出来ます。ただ水分を含む湿布剤もあり、その場合貼付したさいにひんやりした感じになりますが、水分を含んでいれば最初はひんやりしますが、徐々に温かくなってきます。温度が上がるものを温湿布と呼んでいます。
アイシングと冷湿布の違いって??
アイシングとは…
氷嚢(アイスパック)と呼ばれるアイシング専用の袋に氷と少量の水を加え、患部を冷却することです。
氷によって冷却することにより、患部の腫れ、熱感、痛みを抑える役目があります。
家庭用冷凍庫の乾いた氷、または保冷剤の場合直接皮膚に当てると、皮膚にくっつき凍傷を起こす場合があります。しかし水を入れることにより氷の温度を上げ、氷点下の温度にならないため凍傷の危険性が少なくなります。
時間は約15〜20分。患部の熱および腫れ、痛みが治まるまで繰り返すことが望ましいです。アイシングを再開する目安として、急性期(怪我をしてすぐ)であれば再び熱感が戻ることによりアイシングを再開しましょう。その他では、運動後にアイシング。慢性的な障害をかかえていれば定期的にアイシングを行うのも効果的です。
急性期もしくは慢性期でも運動後は湿布よりアイシングのほうが、患部を冷やす効果が高く疲労しにくくなります。
就寝時やアイシングできる環境がなければ、湿布を使うのがいいかと思われます。
冷湿布か、温湿布で迷った際は、急性期であるか、慢性期であるかを考えましょう。
急性期であれば、熱を抑えるため水分をより多く含む冷湿布が有効でしょう。
慢性期であれば、患部の血流を促進させることを優先的に考えると温湿布の方が有効です。しかし慢性期の場合にひんやりしたほうが気持ちいいと言われる方もいます。そのような方は冷湿布をお使いいただいてもかまいません。効果がある、気持ちいい方を使われるのがいいと思われます。
上手に使い分けてみてください。
アイシングについては次回、より詳しくお話しする予定です。